H2Aロケット、打ち上げ成功 情報収集衛星を搭載
情報収集衛星「レーダー5号機」を載せて打ち上げられるH2Aロケット33号機=17日午前10時20分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センター、日吉健吾撮影
情報収集衛星「レーダー5号機」を載せたH2Aロケット33号機が17日午前10時20分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約20分後、衛星を予定通り分離し、打ち上げは成功した。H2Aの成功は27回連続。成功率は97%となった。
レーダー5号機は、2011年12月に打ち上げられ、設計寿命の5年を過ぎたレーダー3号機の後継。夜間や曇天でも地上を撮影でき、数カ月の調整後に使い始める。内閣衛星情報センターによると、情報収集衛星は現在、光学衛星3機とレーダー衛星3機(うち1機は予備機)の計6機が運用中。1998年の北朝鮮によるテポドン発射を受けて導入され、総額1兆円以上が投じられた。
将来的にはデータ中継衛星2機を含む計10機態勢を目指している。
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