保釈中に再び強姦、被告に懲役4年6カ月判決 東京地裁

3件の強姦(ごうかん)致傷事件で実刑判決を受けて控訴し、保釈中に再び強姦事件を起こしたとして強姦と監禁の罪に問われた無職永井優輝被告(27)に対し、東京地裁は21日、懲役4年6カ月(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。大川隆男裁判長は「控訴中に犯行に及んでおり、法を守る精神が低下している」と非難した。

永井被告は昨年1月、大阪地裁で女性3人に対する強姦致傷事件で懲役9年の判決=最高裁で確定=を受け、控訴後に保釈されていた。21日の判決によると、永井被告は保釈中の同年2月、東京・新宿のホテルで通信販売用の下着モデルの撮影をすると偽って20代の女性を誘い込み、強姦した。被告側は「合意があった」と無罪を主張したが、判決は「被害者が明らかな拒否の意思表示をしたのを認識していた」と認めた。(志村英司)

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