陸上王国ジャマイカに薬物疑惑 独テレビが報道

ドイツ公共放送ARDは2日、2008年北京五輪で金メダルを量産したジャマイカの陸上選手の尿から筋肉増強作用などがある禁止薬物クレンブテロールが検出されていたと報道した。しかも、検体を再検査している国際オリンピック委員会(IOC)は、その結果を把握しながら公表を控えていたとも報じた。

ARDが入手した情報によると、昨年のIOCの再検査で複数のジャマイカ選手から検出された。陸上男子選手も含まれているが、名前は判明していない。

IOCはARDの取材に対し、検出された事実を公表していないことを認めた上で、複数の国・地域の異なる競技の選手から微量のクレンブテロールが検出されたと説明したという。世界反ドーピング機関(WADA)も取材に対し、ジャマイカ選手の「ごく微量」の検出を把握しつつ、食肉の摂取を通じて体内に入った可能性が否定できないと答えた。実際、食肉の肉質を変えるために投与されることがあるが、今回、検出された選手がそのケースに当てはまるかは不明だ。

ASAHI.COM

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