世界遺産の唐門に舞う幻影の桜 京都・二条城で映像投影
唐門に桜吹雪が映し出された=3日午後、京都市中京区、佐藤慈子撮影
世界遺産・二条城(京都市中京区)で、華麗な装飾が施された唐(から)門(国重要文化財)に、桜の花が舞う映像を投影するプロジェクションマッピングが行われている。城内の桜はまだ咲き始めだが、映像で一足先に満開の桜を楽しめる。
二条城が舞台となった大政奉還から150年を記念し、これまでのライトアップを充実させた。能で表現されることの多い「桜の精霊」をモチーフに、唐門に描かれた2羽の鶴が舞うと、桜が咲き乱れる物語をCG映像で表現した。
元離宮二条城事務所によると、城内にある50品種300本の桜は今週末に見頃を迎えそうだという。ライトアップは午後6~9時(入城時間)。一般400円など。問い合わせは同事務所(075・841・0096)へ。(久保智祥)
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