女児、教室に閉じ込め? 「担任指示で机並べられ」訴え
京都市西京区の市立小学校で昨年11月、当時2年生の女児が教室から出られないよう出入り口に机などが並べられたことが、市教育委員会への取材でわかった。女児の保護者から連絡があり、市教委が担任の女性講師(51)から話を聴くなど調査を進めている。
市教委によると、授業中に女児が帰宅しようとしたため、講師が体を抱えるように制止。その後、クラスのほかの児童らが机やいすで教室の出入り口をふさいだ。女児は授業をすべて受けた後に帰宅した。女児の保護者が市教委に「講師の指示で机が並べられた」と訴えたという。講師は学校の調査に対し、「帰宅を止めたが、児童に出入り口をふさぐよう指示をした記憶はない」と話しているという。
市教委によると、女児は別のクラスの児童から悪口を言われるいじめも受けていたといい、今年2月中旬ごろから不登校になったという。
市教委の池田忠生徒指導課長は「児童への配慮を欠く不適切な指導により、保護者や地域の方にご心配をおかけして申し訳ありません。児童が登校できるよう学校全体で取り組む」とするコメントを発表した。
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