徳川家ゆかりの増上寺でも液体か 柱など十数カ所に跡
液体がかけられたと見られる増上寺の柱=5日午前11時44分、東京都港区、関田航撮影
徳川家ゆかりの寺として知られる東京都港区の増上寺で、境内の複数の場所で液体がかけられたような跡が見つかったことが5日、警視庁への取材でわかった。同庁が建造物損壊容疑などで捜査している。
愛宕署によると、5日午前8時半ごろ、寺の職員から「昨日の夕方、門に液体のようなものがかけられていた。今朝確認したら、石像にもかかっている」と通報があった。署員が確認したところ、国の重要文化財「三解脱門」の柱や扉、石碑など計十数カ所で、液体をかけられたような跡が見つかったという。
都内では4日にも明治神宮(渋谷区)の境内で同様の染みが複数見つかっており、代々木署が建造物損壊などの容疑で捜査している。
このほか、3日には那覇市の首里城公園の守礼門(しゅれいもん)で、1日には京都市の下鴨神社、奈良県吉野町の金峯山寺(きんぷせんじ)で、液体の跡が見つかっている。
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