117人の日記紛失、コンテスト応募装う 姫路の小学校

兵庫県姫路市立青山小学校が昨年9月、外部の日記コンテストに応募する予定だった児童117人の作品を紛失していたことがわかった。同市教委が6日、発表した。学校は市教委などに報告しない一方、主催団体から参加賞を取り寄せて児童に渡し、紛失の事実を隠していた。後藤桂子校長は「子どもたちの学習意欲を失わないためで、隠蔽(いんぺい)のつもりはなかったが、結果として判断は間違っていた」と釈明した。

市教委によると、紛失したのはさいたま市にある財団の「『みどりの小道』環境日記」コンテスト向けの作品。昨年9月、4~6年の263人が提出し、印刷室の古紙回収箱近くの箱に保管していたが、同21日に4学級117人分の作品がなくなっていることがわかった。誤って廃棄したとみられるという。

同校は職員会議で児童の学習意欲が下がるなどの理由で児童には事実を伝えないことを決めた。主催団体には「児童が取り組んだので参加賞をもらえないか」と依頼し、紛失した作品分の参加賞も取り寄せて児童に渡したという。主催団体の担当者は「学校からは紛失したとは聞いていなかった」と話している。(伊藤周)

ASAHI.COM

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