トランプ氏が牽制「金正恩氏は大きな過ちを犯している」
トランプ米大統領は11日、FOXビジネスネットワークのインタビュー収録で、北朝鮮の核実験やミサイル開発を念頭に、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長を「大きな過ちを犯している」と批判し、「米国は非常に強力な大艦隊を送り込んでいる」と軍事力を誇示して北朝鮮側を牽制(けんせい)した。ホワイトハウスのスパイサー報道官も同日、「あらゆる選択肢を検討中だ」と述べ、武力攻撃の可能性を示唆した。
トランプ氏は収録で「私はオバマ(前大統領)とは違う」と強調。原子力空母カールビンソンを中核とする空母打撃群の朝鮮半島への派遣の目的について言及を避けながらも、「我々には空母よりもさらに強力な潜水艦がある」と軍事力を誇示した。
スパイサー報道官も同日の会見で「大統領は北朝鮮による(挑発的な)行為は容認できないと明確にしてきた」と強調。シリアへの巡航ミサイル攻撃を念頭に、「シリアで証明したように、大統領が行動が必要だと思った時は、米国の立場を明確にするため断固たる決意で行動をとるだろう」と語った。
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