容疑者は「黙秘」 女児殺害事件で千葉県警が会見
会見する我孫子署の鴨田喜明署長（左）と千葉県警の石井雅之捜査第一課長＝１４日午後１時、千葉県我孫子市、恵原弘太郎撮影
千葉県我孫子市でベトナム国籍の小学３年生、レェ・ティ・ニャット・リンさん（当時９）＝千葉県松戸市六実（むつみ）５丁目＝の遺体が見つかった事件で、千葉県警は１４日午後１時から記者会見を開き、自称不動産賃貸業の渋谷恭正（やすまさ）容疑者（４６）＝同４丁目＝を死体遺棄容疑で逮捕したと発表した。
石井雅之・捜査１課長は渋谷容疑者の認否について「黙秘しております」と話した。容疑者特定の理由は「現場試料の分析、関係者からの聴取など所要の捜査の結果から」と説明した。動機については「今後の捜査で明らかにしたい」と述べるにとどめた。現時点では、他に共犯者がいるとはみていないという。
ベトナムにいるリンさんの父親に国際電話で容疑者逮捕を報告したところ、父親は声を震わせて「ありがとう」と感謝の言葉を述べたという。
逮捕容疑は、リンさんが自宅を出た３月２４日午前８時過ぎから、遺体が見つかった同２６日午前６時４５分ごろまでの間に、リンさんの遺体を我孫子市北新田の橋の下に遺棄したというもの。
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