日米経済対話、初会合始まる 麻生氏「摩擦は遠い過去」
日米経済対話を前に、握手する麻生太郎副総理兼財務相(左)とペンス米副大統領=18日午後3時16分、首相官邸、長島一浩撮影
日米経済対話の初会合が18日午後3時15分ごろ、予定より30分ほど遅れて首相官邸で始まった。麻生太郎副総理兼財務相とペンス米副大統領が出席。経済政策や貿易・投資ルールなどを協議する見通しだ。麻生氏とペンス氏は会合終了後に記者会見する。
会合の冒頭、麻生氏は「これまで摩擦という言葉に象徴されてきた日米関係は遠い過去のものになりつつある。新たな日米関係のもとで経済対話を立ち上げられたのは時宜を得たものだ」と述べた。ペンス氏は「両国のチームが目標を達成するために努力してきたことに感謝したい。近い将来、結果が出ることを期待している」と応じた。
経済対話の設置は、2月の日米首脳会談で合意。財政・金融などの経済政策▽インフラやエネルギー分野での協力▽貿易・投資ルール――の三つの柱に基づいて議論する。
米国側は、対話に向けた事前協議で、対日貿易赤字の削減に向けて二国間の貿易交渉を求めていた。日本側は、これには応じない意向で、両氏で今後の協議の枠組みについて話し合う見通しだ。
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