山手線新型車両、5月22日から運行 手すりにひと工夫
JR東日本は25日、山手線の新型車両「E235系」(11両編成)の量産車の営業運転を5月22日から始めると発表した。E235系は2015年11月30日に先行車1編成が先行投入されていた。今年度中に15編成、20年春までに34編成を投入する予定で、現在の主力のE231系500代と順次置き換える。
量産車は乗客の声を受けて、荷物の上げ下ろしをしやすくするために荷物棚の高さを先行車より5センチ下げた。また、「指紋が付いていて握るのに抵抗がある」という意見を元に、手すりの表面に細かな凹凸を付けるなどの改良を加えた。
先行車は投入初日に駅の停車位置からずれるなどのトラブルが相次ぎ、運行を1週間見合わせた経緯がある。JR東によると、原因は走行状態に応じてブレーキを制御する新システムの設定の不具合で、すでに解消されているという。
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