メッシって本当に勝負強いの? 全500ゴールを検証
サッカーのスペイン1部リーグで23日、バルセロナのFWリオネル・メッシが宿敵レアル・マドリードとの首位攻防戦で後半終了間際に劇的な決勝点を挙げ、バルセロナでの公式戦通算得点を500の大台に乗せた。頼れるエースの本領発揮といったところだが、果たして、いつもメッシは勝負強いのか。検証してみた。
まずは「500」という数字を、レアル・マドリードのエースで過去9年間、国際サッカー連盟(FIFA)年間最優秀選手をメッシと分け合っているクリスティアノ・ロナルドと比較してみる。ESPNによると、ロナルドがクラブ通算ゴール数で500の大台に乗せたのは31歳で、メッシは29歳。しかもメッシの577試合目での達成は、ロナルドより112試合早い。厳しいマークをくぐり抜け、着実にチャンスを得点に結びつけてきた証拠だろう。
ゴールの時間帯はどうか。23日のレアルとの伝統の一戦で後半ロスタイムに決勝点を決めたのが象徴的だが、均衡した試合の大詰めの場面こそエースの一発が求められる。90分を6分割して見ると、メッシの得点は「後半31分から後半終了まで」が一番多く、120ゴールで24%に達した。ちなみにデータ集計をするOpta社によると全ゴールのうち、得意の左足で挙げたゴールが402点で、80・4%を占める。
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