銀座の強盗、金塊売却直後に被害 男性の行動事前把握か
東京都中央区銀座5丁目の路上で、自営業の男性(44)が現金4千万円入りのバッグを奪われた強盗事件で、男性が被害に遭ったのは現場近くで金塊を売却した直後だったことが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、犯人グループが金塊の取引を事前に把握した上で狙った疑いがあるとみている。
捜査関係者によると、男性は今月21日午後、被害現場から数十メートル離れた貴金属買い取り店を訪問。持ち込んだ金塊などを売却し、現金を受け取っていた。取引記録などから判明したという。男性は事件直後、同庁に「銀座で貿易関連の取引をした後だった」と説明していた。
男性が襲われたのは、この店が入るビルを出てから数分後の午後1時半ごろ。背後から青いジャンパーを着た男に体当たりされてもみ合いになり、所持していた現金7200万円のうち、4千万円が奪われた。男性は現金が入ったトートバッグのほか、キャリーケースも持っていたが、男はバッグだけを狙って持ち去ったという。
同庁は男性を襲った男のほか、男を追うように走り去ったバイクの男2人も関与したとみて調べている。
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