「横綱」は数百万円で売買 メジロ鳴き合わせ会の実態は

写真・図版家宅捜索で押収されたメジロ=10日午前9時7分、堺市西区、伊藤進之介撮影

愛らしいさえずりが特徴のメジロ。江戸時代ごろから鳴き声の回数や美声を愛好家が競い、楽しむ「鳴き合わせ会」が全国各地で行われてきた。国産メジロを飼うのは原則禁止だが、違法に飼養した疑いで大阪府警から家宅捜索を受けた男性らは、日曜日ごとに堺市内の町内会館にメジロとみられる小鳥を持ち寄っていたという。10~16日は愛鳥週間。

堺市西区の自営業の男性宅には10日午前8時前、捜査員5人が家宅捜索に入った。メジロの鳴き声が響く中で1時間半ほど捜索が続き、1羽ずつ鳥かごに入ったメジロ28羽とウグイス1羽が運び出され、捜査車両に積まれた。

捜索を受けた男性は朝日新聞の取材に「悪いとはわかっていながらも、子どものころから愛着のある鳥だったので飼っていた。5年ほど前から許可を得て1羽を飼い始めたが、庭先に巣箱を置いているとメジロが入ってくることがあったのでたくさん飼ってしまうことになった」と説明した。

ASAHI.COM

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