「ロフテッド軌道」迎撃難しく 防衛相「新型の可能性」
国家安全保障会議を終え、官邸を後にする稲田朋美防衛相=14日午前7時8分、関田航撮影
稲田朋美防衛相は14日午前、記者団に対し、北朝鮮が同日早朝に発射した弾道ミサイルの高度は2千キロを超えていたことを明らかにした。稲田氏によると、今回のミサイル発射は1発で、通常より高い高度でミサイルを打ち上げる「ロフテッド軌道」をとった可能性があり、高度が2千キロを超えたのは初めてという。また、稲田氏は「新型の弾道ミサイルの可能性はある」との認識を示した。
「ロフテッド軌道」によるミサイル発射は、迎撃を難しくする狙いがある。昨年6月に発射した中距離弾道ミサイル「ムスダン」もロフテッド軌道で打ち上げられ、高度1千キロを超えていた。防衛省幹部によると、今回の高度は過去最高という。
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