「本社社員」名乗りコンビニで窃盗容疑 店員に掃除命令
コンビニエンスストアの経営会社の社員を装って店に現れ、現金などを盗んだとして、警視庁は住所不定、無職の野沢孝志容疑者(23)を窃盗などの容疑で逮捕し、16日に発表した。容疑を認めているという。
王子署によると、野沢容疑者は4月14日午前3時すぎ、東京都北区のコンビニで、レジや事務所から現金34万円と、クオカードや電子たばこ(約9万円相当)を盗んだ疑いがある。
野沢容疑者は、店内に1人でいた20代の男性店員に対して、自分が「コンビニの本社の社員」だと偽り、掃除をするよう命令。店員が掃除でレジを離れたすきに、金品を盗んでいた。この直前、店には「コンビニの社員」を名乗る男から「お客さんがたばこの返品をする。対応が心配なので店にいく」という電話もあったという。
ほかにも3月から4月にかけて、この店と同じ系列のコンビニで、深夜帯に同様の被害が都内と埼玉県で4件あり、被害総額は約300万円に上るという。野沢容疑者は「他にもやった」と話しており、同署は関連を調べている。
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