車のエンブレム投影機器を販売か 商標法違反容疑で逮捕
ネット販売されていた自動車メーカーのエンブレム投影機器を押収する千葉県警の捜査員=2016年12月13日、埼玉県川口市並木2丁目、野村陽彦撮影
自動車メーカーのエンブレムを模倣し、車のドアを開ける際にエンブレムが地面に映る仕組みのプロジェクターを販売目的で持っていたとして、千葉県警は17日、埼玉県川口市並木1丁目の中国籍で会社役員の魏求実容疑者(55)を商標法違反(販売目的所持など)の疑いで逮捕し、発表した。大手通販サイトで販売し、少なくとも200万円以上を売り上げていたという。
捜査関係者によると、男は昨年12月、勤務先の会社の経営者や同僚と共謀し、川口市内の事務所で、ホンダ、マツダ、メルセデス・ベンツといったメーカーのエンブレムを映し出す小型プロジェクターを客に売るために無許可で所持するなどして、メーカーの商標権を侵害した疑いがある。男は車関連機器の販売会社幹部で、「JA(ジェーエー)FIRST(ファースト)」などの店名で、自社サイトのほか、アマゾン、楽天などの大手通販サイトで客を募っていたという。
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