大宅賞、新設の読者賞は菅野完さん 「日本会議の研究」

第1回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京都内であり、森健さんの「小倉昌男 祈りと経営 ヤマト『宅急便の父』が闘っていたもの」(小学館)に決まった。賞金100万円。贈呈式は6月中旬に都内で。

1970年制定の大宅壮一ノンフィクション賞を改称するとともに、新たに読者のネット投票を導入。約4千人の票と有識者の選考委員の票をあわせ、選考顧問の作家後藤正治さんと協議した上で決めた。最多投票を得た作品に贈る読者賞も新設され、菅野完(たもつ)さんの「日本会議の研究」(扶桑社)が選ばれた(賞金50万円)。

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