早実・清宮、95号放つも敗退 「成長につなげたい」

写真・図版作新学院戦の八回、高校通算95本目となる右越えソロ本塁打を放った早稲田実の清宮

高校野球の春季関東大会第3日が22日、茨城県ひたちなか市民球場などであり、早稲田実(東京)は準々決勝で作新学院(栃木)に4―8で敗れた。注目の打者・清宮幸太郎(3年)は八回に高校通算95本目となるソロ本塁打を右翼に放ったが、4打数1安打1三振。チームは一回に4失点するなど作新学院に着実に得点され、反撃ムードをつくりきれなかった。

清宮は「序盤に流れを奪えなくて、それがあとあと響いた」と悔しそうに振り返った。作新学院の先発・篠原(3年)の足を上げてから間が長い投球にタイミングが合わず、第3打席まで中飛、空振り三振、捕邪飛に抑えられた。

八回の第4打席。右翼へ打った瞬間に分かる大きな本塁打を放って意地を見せたが、その後は作新学院にしっかりと守られ、大量得点できなかった。

東京都大会の覇者として乗り込んだ関東大会は、2試合で終わった。「いい投手と対戦できたことを成長につなげたい。同じ結果を求めても成長できないので、上を目指したい」と清宮。最後の夏に向け、決意を語った。(坂名信行)

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