逮捕後、名前言わず6日間黙秘 手配の中核派容疑者か

写真・図版大坂正明容疑者=警視庁ホームページから

 大阪府警が中核派の関係先を捜索した際、1971年の「渋谷暴動事件」で警視庁が殺人容疑などで指名手配している中核派の活動家と容姿の特徴が似ている男を公務執行妨害容疑で逮捕した事件で、この男が18日の逮捕以降、6日間にわたり、自らの名前も言わず黙秘していることが、府警への取材でわかった。

警視庁が殺人容疑などで指名手配していたのは、大坂正明容疑者(67)。渋谷暴動では、東京・渋谷で沖縄返還協定の批准に反対する過激派のデモで警察官1人が死亡し、大坂容疑者は約46年間逃亡していた。府警は警視庁と協力し、親族らとのDNA型の照合を進め、男の身元の特定を進める。大坂容疑者であると確認できれば、警視庁が逮捕する。

府警などによると、18日に府警が広島市安佐南区の中核派の関係先の集合住宅を捜索し、1月29日に兵庫県相生市のホテルに偽名で宿泊したとして活動家の鈴木哲也容疑者(52)=住所不詳=を有印私文書偽造・同行使などの容疑で逮捕した。この際、同じ場所にいた男を捜査員に体当たりしたとする公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。

ASAHI.COM

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