大動脈の国道で40キロ規制、なぜ?

写真・図版国道43号にある最高速度40キロの規制を示す標識=神戸市灘区

Re:お答えします

国道43号の制限速度が40キロになっているのはなぜですか。渋滞のもとにもなります。あれだけの大動脈でありながら40キロは遅くないですか。(西宮市、60代男性)

国道43号は神戸市灘区から大阪市西成区までの約30キロをつなぐ幹線道路です。大阪市内の一部区間を除き、最高速度は40キロに規制されています。車で走ると、速度規制を示す標識に「環境対策」と記されたものが目につきます。環境対策とは、どのような内容なのでしょうか。

兵庫県内の国道43号は1963年に供用を開始しました。70年に沿線の尼崎、西宮、芦屋の3市による連絡協議会が発足。国道43号と阪神高速の公害対策を国などに求めました。沿線の住民らが国などを相手に騒音、排ガスの差し止めや、損害賠償などを求めた「国道43号訴訟」もありました。道路沿いの住宅街への騒音や振動を減らすため、兵庫県内では73年に最高速度が60キロから50キロに規制され、77年には40キロになりました。

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