英テロ、リュックに爆発物か 米紙が鑑識写真入手し報道

写真・図版英中部マンチェスターの自爆テロ事件で、サルマン・アベディ容疑者が爆発物を運んだ可能性があるリュックサック=AFP時事(ニューヨーク・タイムズ提供)

英中部マンチェスターのイベント会場で22人が死亡した自爆テロ事件で、リビア系英国人の実行犯サルマン・アベディ容疑者(22)が、金属片を仕込んだ爆発物をリュックサックに隠し、左手に持った起爆装置を使って自爆した可能性が高いことが分かった。米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が24日、英当局の鑑識写真などを米当局から入手し、報じた。

英当局は、爆発物の精巧さなどから同容疑者は単なる「運び屋」で、背後に組織的な関与があったとみて捜査を続けている。同容疑者の兄とみられる男(23)を含め、24日までに計7人を拘束。うち女性1人を釈放した。

同紙が入手した英当局の鑑識情報によると、爆発物には金属製のボルトや釘が薄い金属製の容器に均等に仕込まれ、青い裏地の英カリマー社製のリュックサックか、黒色のベストに隠して現場に持ち込まれた。

ASAHI.COM

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