校長が大声で注意、職員出勤できなくなり退職 滋賀

滋賀県教育委員会は26日、昨年5月20日にあった県立学校長の研修会で司会を務めた教職員課の50代の男性職員に対し、県立高校の50代男性校長が、直後の懇親会で大声で注意し、職員が同月23日から出勤できなくなり、今年3月末で退職していたことを明らかにした。県教委は「言い過ぎはあったが、2人は上司部下の関係になく、職員も校長に不服を表明していない」とし、調査などは予定していないという。

教職員課によると、昨年5月20日夜の懇親会で、直前にあった研修会の進行について、校長は「君が代CD演奏の不具合があった」などと職員を怒鳴った。職員がひざをついて土下座するような動きを見せたため、別の出席者が止めたという。校長、職員とも酒を飲んでいた。

職員は23日から出勤できなくなり、今年3月末で一身上の都合を理由に退職した。職員は昨年4月、県教委の別の課から教職員課に異動し、新しい業務がうまくいかず悩んでいたと話していたという。

職員と校長は、ともに高校教員出身で知り合い。当時もそれ以前も職場や組織上の上司と部下の関係ではなかった。校長は以前、教職員課に勤務し、研修会の進行担当の仕事も経験していたという。

ASAHI.COM

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