新幹線内で放火未遂容疑「岡山に着きそうになったので」

26日午前11時ごろ、岡山市内を走っていた山陽新幹線新大阪発鹿児島中央行き「みずほ615号」(8両編成)の車内で「男が火をつけようとした」と110番通報があった。新幹線は岡山駅で止まり、岡山県警は車内にいた70~80代と見られる男を現住建造物等放火未遂の疑いで現行犯逮捕した。

岡山中央署によると、男は1号車の窓際の席で、持っていた書類にライターで火をつけた疑いがある。

ほかの乗客が水をかけて消火、座席の一部がこげたが、けが人はいなかった。男は調べに対し、「岡山に着きそうになったのでつけた」と話し、容疑を認めているという。

JR西日本によると、列車が岡山駅に到着した後、先頭の1号車(自由席)内の非常ボタンが押されたという。この新幹線は運転を取りやめ、岡山市内にある車両基地に移された。乗客ら約350人は岡山駅で全員降り、後続列車に乗りかえた。ほかの下りの一部列車にも約15分の遅れが出て計4600人に影響した。

ASAHI.COM

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