通学路暴走「邪魔、思い知らせるため」 2容疑者逮捕
大阪府門真市の住宅街の通学路で乗用車を暴走させたとして、府警は27日、運転していた同市の少年(19)と、同乗していた知人の会社員東克斗志(あずまかつとし)容疑者(20)=同市=を殺人未遂の疑いで逮捕し、発表した。いずれも「殺そうとは思っていなかった」と容疑を否認しているという。クラクションを鳴らしながら減速せずに走る動画がインターネットに投稿され、問題になっていた。
門真署によると、逮捕容疑は、19日午後4時ごろ、多くの中学生らが下校中だった門真市内の市道で、接触すれば歩行者が死亡しかねない速度で車を暴走させたというもの。少年は「(普段)小中学生が広がって歩いていて邪魔だったので、思い知らせるためにスピードを出して走った。その動画を撮ろうと(東容疑者に)話した」と説明。東容疑者は、自身が動画を撮影したことを認めているという。2人は26日午後、門真署に出頭していた。
この動画は約20秒間で、狭い道路を車が何度もクラクションを鳴らしながら減速せずに走り、下校中とみられる小中学生が慌てて逃げる様子が映っていた。車内の男が発したとみられる「どけこら、お前ら」という声も入っていた。
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