NHK大河=時代劇でない? 久々の近現代「いだてん」
2019年のNHK大河ドラマは「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」。五輪をテーマに、明治から昭和の時代を描く。大河ドラマ=時代劇、ではないのか。
「いだてん」は、日本が初めて五輪に参加したストックホルム大会の1912年から東京大会の64年までが物語の中心になる。主人公は2人。前半は日本人初の五輪マラソン選手となった金栗四三(しそう)を中村勘九郎さん(35)が、後半は東京大会招致のキーマンとなった田畑政治(まさじ)を阿部サダヲさん(47)が、それぞれ演じる。
脚本を担当する宮藤官九郎さん(46)は4月の記者会見で「現代劇でなければ全部時代劇だと思っている。時代劇のつもりでやる」と語った。実際、戦前が舞台だと町並みや衣装の大半を用意する必要があるため、遠藤理史(りし)・ドラマ番組部長(52)は「制作上はほぼ時代劇」と言う。
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