トランプ氏、コミー前長官証言を否定 近く告訴へ

写真・図版ホワイトハウスで、ルーマニアのヨハニス大統領と共同記者会見をするトランプ大統領(右)=9日、ワシントン、ランハム裕子撮影

トランプ米大統領は9日、連邦捜査局(FBI)のコミー前長官が議会の公聴会で、トランプ氏から捜査の中止を求められたと証言したことについて、「言っていない」と否定した。一方、米メディアは、トランプ氏の弁護士が、トランプ氏との会話のメモを知人に漏らしたコミー氏を近く告訴すると報じた。

トランプ氏は、ルーマニアのヨハニス大統領とのホワイトハウスでの共同記者会見で、「コミー氏が言ったいくつかのことは真実ではない」と強調。コミー氏は、ロシアとの関係をめぐり辞任したフリン前大統領補佐官の捜査について、トランプ氏が「この件はやり過ごして欲しい」と求めたと証言したが、トランプ氏は否定。「たとえ言ったとしても何も悪くない」と主張した。

トランプ氏がコミー氏に「忠誠」を求めたという証言についても、「私は彼をほとんど知らないのに、『忠誠を誓って欲しい』と言わない」と反論した。

トランプ氏は、うその証言をすれば、偽証罪に問われる可能性がある議会でも同じことを語る用意があるかと問われると、「百%だ」と自信を見せた。

ASAHI.COM

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