霞が関庁舎のトイレでぼや 業務妨害容疑で弁護士逮捕
今年1月、東京地裁や高裁などが入る東京・霞が関の庁舎のトイレでぼや火災があり、警視庁は、トイレットペーパーに火をつけたとして弁護士の西山寛容疑者(34)=横浜市戸塚区=を威力業務妨害容疑などで逮捕し、12日発表した。
捜査1課によると、逮捕容疑は1月24日午後1時ごろ、庁舎6階の男子トイレの個室内で備え付けのトイレットペーパーに火を付けて燃やし、業務を妨害したというもの。トイレ付近の防犯カメラの映像などから浮上した。西山容疑者は「たばこを吸っていただけ」と述べて容疑を否認しているが、現場にたばこを吸った形跡はなかったという。清掃員の女性が火災を見つけてぬれた布巾で消し、けが人はいなかった。
西山容疑者が所属する東京弁護士会(渕上玲子会長)は「逮捕容疑が事実であるとすれば極めて遺憾な事態です。捜査の進展などを見守り、本件について適正に対処する所存です」とのコメントを出した。
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