ロールス・ロイス社員、危険ドラッグ輸入の疑い
危険ドラッグ「ラッシュ」を輸入したとして、神奈川県警金沢署が、マレーシア国籍でロールス・ロイスジャパン社員のコン・フー・キヨン容疑者(40)=東京都港区=を、医薬品医療機器法違反(指定薬物の輸入)と関税法違反(禁制品の輸入未遂)の疑いで逮捕していたことが、署への取材でわかった。「ラッシュは日本では合法だと思った」と容疑を否認しているという。
署によると逮捕は7日。同容疑者は昨年1月、指定薬物「亜硝酸イソブチル」を含むラッシュと呼ばれる液体の入った瓶計10本(約65グラム)を、スロベニアから輸入した疑いがある。ラッシュはインターネット上で購入したという。
14日に、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで署に逮捕された、フォルクスワーゲンジャパン常務執行役員のジーベルト・トーマス容疑者(53)と同居していたという。
6日の自宅の家宅捜索では、ジーベルト容疑者のものとみられるかばんから小袋に入った白色の粉末や、室内から液体が入った小瓶11本、錠剤10錠が見つかったといい、署が鑑定を進めている。
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