沖縄「慰霊の日」の朝、摩文仁で悼む人々
「平和の礎」に刻まれた名前に向かい手を合わせる遺族=23日午前7時6分、沖縄県糸満市の平和祈念公園、小宮路勝撮影
沖縄は23日、太平洋戦争末期の沖縄戦の戦没者らを悼む「慰霊の日」を迎えた。県民の4人に1人、12万人以上が犠牲となった。最後の激戦地、糸満市摩文仁(ま・ぶ・に)にある平和祈念公園周辺では、早朝から多くの人が訪れ、犠牲者を悼んだ。
沖縄戦は1945年3月末に始まり、6月23日に日本軍の組織的戦闘が終わったとされる。双方の計20万人以上が犠牲になったといわれている。平和祈念公園にあり、沖縄戦の戦没者名を刻む「平和の礎(いしじ)」には今回、新たに54人が追加され、刻銘数は24万1468人になった。
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