風邪薬に中国製混入のメーカー、業務停止命令 和歌山県

風邪薬の主要成分アセトアミノフェン(AA)製造最大手の「山本化学工業」(和歌山市)が安価な中国製AAを無届けで混入させていた問題で、和歌山県は28日、同社に対して29日から22日間の業務停止命令と業務改善命令の処分を出し、発表した。

山本化学をめぐっては、自社で作ったAAに、中国で作られた安価なAAを混ぜて製薬会社に出荷していたことが、朝日新聞の調べでわかっている。

AAは、熱を下げたり痛みを和らげたりする効果がある。副作用が少ないため市販の多くの風邪薬に使われ、小児用の解熱鎮痛薬にも広く用いられる。

また同社は、てんかん発作の治療薬に使われる「ゾニサミド」の製造でも混ぜる薬剤を無届けで変更していたことが関係者の話で判明した。

ASAHI.COM

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