最強の指定弁護士vs.元検事 東電裁判は「攻守逆転」

写真・図版東京電力福島第一原発事故をめぐり強制起訴された元同社会長ら3人の初公判で、東京地裁に入る検察官役の指定弁護士ら=30日午前9時29分、東京都千代田区、小玉重隆撮影

福島第一原発事故をめぐる強制起訴裁判で、旧経営陣3人の有罪を訴える検察官役の指定弁護士は、刑事弁護で有名な石田省三郎弁護士、神山啓史弁護士ら5人。一方で、旧経営陣側の弁護人には、犯罪捜査に詳しい検事出身の弁護士が名を連ねる。「攻守逆転」の裁判になる。

石田弁護士は、ロッキード事件で田中角栄元首相、リクルート事件江副浩正・元会長の弁護を担当。東京電力女性社員殺害事件でも再審無罪となった元被告のネパール人男性の弁護人を務めた。

神山弁護士も東電女性社員殺害事件の弁護人だった。1990年に栃木県で女児が殺害された足利事件では、再審無罪となった元被告の弁護を担った。14年からは最高裁司法研修所で刑事弁護を教える教官を務めている。

いずれも日本を代表する刑事弁護人として知られ、最高裁関係者は「刑事裁判を知り尽くした最強の指定弁護士チーム」と評する。

ASAHI.COM

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