アマゾン巨大倉庫に迫る 従業員は「安全道場」で声出し
インターネット通販大手のアマゾンジャパン(東京)が、岡山県総社市で5月に稼働した物流センター内部を初めて公開した。全国14カ所目で、中四国地方では初めての拠点となる。全国で2億品目にも上るという商品の一部が出入りする「巨大倉庫」に迫った。
センターの正式名は「アマゾン岡山フルフィルメントセンター(FC)」。岡山総社インターチェンジ(IC)すぐ近くにある鉄筋5階建ての物流施設「GLP岡山総社Ⅱ」(同市長良)の1階に入った。約1万2千平方メートルのフロアを借り、商品棚やベルトコンベヤー、従業員向けの食堂・売店などを備えている。
同社が開いた内覧会には、報道関係者のほか、片岡聡一・総社市長や総社東小学校の児童らが招待された。これまでにも神奈川県小田原市、岐阜県多治見市、佐賀県鳥栖市などのFCで内覧会をしており、「地元で活動している企業を知ってもらい、地域との連携を図る」との狙いという。
FC内での安全確保のため、服装などに注意事項が言い渡された。
靴は「スニーカー着用」で、ゴム底の革靴は可、ヒールやブーツは不可とされた。ズボンはくるぶしが隠れる長さ、ノースリーブなど露出が多い服装も不可で、ネックレスや指輪など装飾品は外すよう細かな指示があった。
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