陸自幹部、パワハラで処分 部下に「無視しろ」と指示
陸上自衛隊第13旅団司令部(広島県海田町)は24日、複数の部下に不適切な指示や言動があったとして、50代の男性幹部自衛官を停職3日の懲戒処分にしたと発表した。この幹部自衛官は「求めている能力に足りないため、激高してやった」と説明したという。
司令部広報室によると幹部自衛官は2016年9月以降、部下2人を名指しし、「無視しろ」などとほかの部下に複数回、指示したほか、この2人に「執務室に入るな」と言って必要な業務をさせなかったとしている。また17年1月には別の部下を指導中、書類をとじるクリップボードで頭をたたいたり、足を蹴るなどしたりしたという。
第13旅団長の鈴木直栄陸将補は「同様な事案が起こらないよう、隊員個々に対し服務規律の徹底を図る」とのコメントを出した。
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