佳子さま、はにかみながら「ありがとう」 きれいの声に
秋篠宮家の次女佳子さまは25日、静岡県御殿場市で開かれた「第51回全日本高等学校馬術競技大会」の開会式に出席した。
午前10時15分ごろ、会場に到着した際には近くの保育園児17人が出迎えた。白いブラウスに青色のスカート姿。パールのイヤリングとネックレスを身につけた佳子さまは、園児たちに近づき、「きょうは待っててくれてありがとう」と声をかけた。園児たちから「きれい!」と声が上がると、はにかみながら「ありがとう」とこたえていた。
さらに「保育園では何をするのが好きですか、遊ぶの?」「いっぱい遊ぶところがあるんですね」と話しかけたり、「気をつけて帰ってね」と伝えたりした。
開会式では選手たちの入場行進を見守り、拍手を送った。続いてあいさつに立ち、冒頭で「このたびの平成29年7月九州北部豪雨によって亡くなられた方々に対し哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に対し心からのお見舞いを申し上げます」と述べた。さらに「この週末から秋田県や新潟県で記録的な大雨が降り、案じております。被災地の復旧が速やかに進み、安心できる暮らしが一日も早くおくれることを願っております」とも語った。
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佳子さまは現在国際基督教大学(ICU)の3年生。9月~来年6月の日程で英国のリーズ大学に留学し、舞台芸術の歴史や理論などを学ぶ。
■佳子さまの開会式あいさつ概要
はじめに、このたびの平成29年7月九州北部豪雨によって亡くなられた方々に対し哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に対し心からのお見舞いを申し上げます。
また、この週末から秋田県や新潟県でも記録的な大雨が降り、案じております。被災地の復旧が速やかに進み、安心できる暮らしが一日も早く戻りますことを願っております。
本日、第51回全日本高等学校馬術競技大会がここ静岡県御殿場市馬術・スポーツセンターにおいて開催され、全国の地区大会を勝ち抜かれた36校の学校の選手、そして役員のみなさまにお会いできましたことを大変うれしく思います。
馬術競技は数多くあるスポーツの中で、人間が動物と一緒に行う特殊な種目といえます。従って、よい結果を出すためは人間が馬との信頼関係を築くことが大切だと聞いております。選手の皆様はこれまで心をこめて馬の世話をし、様々な練習を積み重ねてこられたことと思います。
今日は今までの成果を見せていただくことを楽しみにしてまいりました。この大会において、みなさまは初めて騎乗する馬で障害を飛ぶことになります。パートナーとなる馬と気持ちを通わせ、競技に臨むことは大きな挑戦であると思います。みなさまが日頃の練習の成果を十分に発揮されることを期待しております。そして各地から集われた方々との交流を深められることを願っております。(島康彦)
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