首相、加計申請「1月20日知った」 新たな焦点に浮上
衆院予算委の閉会中審査で答弁する安倍晋三首相=24日午後、仙波理撮影
24日の衆院予算委では、安倍晋三首相が、国家戦略特区を活用した加計学園の獣医学部新設計画の申請を知った時期などが新たな焦点に浮上した。首相は政府の国家戦略特区諮問会議で加計学園を事業者とすることを正式決定した「今年1月20日」と初めて明言。対する野党は「昨年秋以降、諮問会議で関係者から意見聴取をしており、首相が知らなかったとは考えにくい」とみる。
質問に立った民進党の大串博志氏は、首相と同学園の加計孝太郎理事長が2013年から16年に食事やゴルフを計14回するなどの仲であることから、「にわかに信じられない」と指摘した。民進の玉木雄一郎氏は「今の答弁が偽りであれば責任を取るか」と首相に迫った。
今年6月中旬の参院予算委で、社民党の福島瑞穂氏が加計学園の獣医学部新設計画について「いつから知っていたのか」と質問したのに対し、首相は「国家戦略特区ではなく構造改革特区で申請されたことについては私は承知していたが、その後に私は(特区諮問会議の)議長を務めているので、国家戦略特区に申請すれば私の知りうるところとなる」と答えていた。
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