中国が邦人4人解放 地質調査の会社員ら、2人なお拘束
菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、今年3月下旬から中国山東省と海南省で国家安全当局に拘束されていた日本人男性6人のうち4人が解放され、帰国したことを明らかにした。拘束や解放の理由・経緯について「中国当局とは必要な連絡を取り合っているが、まだ拘束されている方がいるので詳細についてのコメントは控えたい」と述べた。
また、菅氏は「邦人保護は政府の最大の責務であり、しっかり支援していきたい」と語り、残る2人の解放に向けて引き続き努力する考えを示した。
社員4人が拘束されていた千葉県船橋市の地質調査会社「日本地下探査」は27日、朝日新聞の取材に対し、26日夜以降、日本外務省から「(4人のうち)3人が解放された」と連絡があったことを明かした。同社の担当者は「健康状態は良好だと聞いている」と述べた。
ASAHI.COM