籠池夫妻に再び出頭要請 大阪地検、補助金不正受給容疑
府議会で質問に答える森友学園の籠池泰典前理事長=7月10日午後、大阪市中央区、筋野健太撮影
学校法人森友学園(大阪市)による補助金不正受給事件で、大阪地検特捜部が31日、籠池泰典前理事長(64)と妻諄子氏(60)に任意の事情聴取のため再び出頭を求めていることが関係者への取材でわかった。2人は同日午後、出頭する予定。
特捜部は、国と大阪府の補助金を不正受給した詐欺などの容疑で27日に初めて籠池夫妻を任意で聴取した。同日夜、自宅で朝日新聞などの取材に応じた籠池氏は「(検察官の)質問にはほとんど黙秘した」と話していた。
特捜部は31日も引き続き、国有地を取得して学園が開設を目指した小学校舎への国の補助金や、幼稚園への補助金申請の詳しい経緯などについて、籠池夫妻に尋ねるとみられる。
一連の疑惑発覚の発端である国有地の格安売却をめぐる問題では、背任容疑の告発も受理。特捜部は財務省近畿財務局に資料提出を求め、職員の任意聴取もしている。(畑宗太郎、一色涼)
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