前原氏と枝野氏が届け出 井出氏は断念 民進代表選
民進党代表選の出陣式で決意表明をする前原誠司氏=21日午前11時21分、東京・永田町の衆院第2議員会館、恵原弘太郎撮影
立候補の届け出を前に記者団の取材に応じる枝野幸男氏=21日午前9時3分、衆院議員会館、又吉俊充撮影
民進党代表選が21日午前、告示され、前原誠司元外相(55)と枝野幸男元官房長官(53)の両陣営が立候補を届け出た。その他の立候補はなく、一騎打ちの構図が確定した。両氏がともに掲げる社会保障の充実をめぐる財源論や、原発政策、共産党を含む野党共闘のあり方などについて論戦を展開する。9月1日の臨時党大会で投開票され、新代表が選出される。
7月の東京都議選の惨敗を受けて蓮舫代表が辞任表明し、細野豪志元環境相ら離党者が相次ぐ中での選挙戦。前原、枝野両氏は党勢回復の道筋や自民党に代わる政権担当能力を示せるかが問われる。21日午後、党本部で共同記者会見をして、公約などを発表する。
立候補届け出は同日午前10時から党本部で始まり、午前11時に締め切られた。まず前原陣営から神山洋介、中島克仁の両氏、続いて枝野陣営から近藤昭一、杉尾秀哉の両氏がそれぞれ立候補を届け出た。出馬を模索してきた井出庸生衆院議員(39)は、立候補に必要な国会議員20人の推薦人が集まらず、断念した。
ASAHI.COM