菅井七段、王位戦で初タイトル 敗れた羽生王位は二冠に
第58期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)の第5局が29、30の両日、徳島市で指され、挑戦者の菅井竜也七段(25)が羽生善治王位(46)に勝ち、対戦成績4勝1敗で初タイトルを獲得した。将棋界に八つあるタイトルを平成生まれの棋士が獲得するのは初めて。羽生王位のタイトルは王座、棋聖の二つになった。
岡山市出身・在住の菅井七段は関西の若手精鋭の1人で、今回が初めてのタイトル戦。得意戦法の「振り飛車」を駆使して開幕2連勝と好スタートを切り、7連覇を狙った羽生王位を圧倒した。
羽生三冠のタイトルが二つになるのは5年ぶり。9月5日には、6連覇を狙う王座戦五番勝負の防衛戦が開幕する。(村瀬信也)
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