ヒアリ「いかだ」、米ハリケーン被災地の脅威に

写真・図版ハリケーン「ハービー」に襲われたヒューストン郊外で、水面に密集し、いかだを作って浮かぶヒアリ=1日、香取啓介撮影

ハリケーン「ハービー」が襲った米南部テキサス州の被災地で、猛毒を持つ「ヒアリ」が新たな脅威になっている。ヒアリは洪水に見舞われても、群れて「いかだ」を作り、何週間も生き延びる性質がある。刺されると激しい痛みに襲われるため、専門家は注意を呼びかけている。

1日、記者がヒューストン近郊の被災地を訪れると、冠水した住宅街の水の上に浮かぶ茶色い塊をいくつも見つけた。よく見ると細かく動いている。ヒアリの群れだ。南米原産で米国でも外来種だが、南部を中心に生息する。

テキサスA&M大学によると、浮かんでいるヒアリに触れると、陸地と勘違いしてよじ登ってくる性質がある。公共ラジオ「NPR」は「とにかく避けるべきだ」という専門家の意見を紹介した。

ヒアリは日本でも5月に初めて発見され、各地で報告が相次いでいる。(ヒューストン=香取啓介)

ASAHI.COM

 

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