核実験「重大で差し迫った新たな段階の脅威」 首相声明
北朝鮮による核実験の実施を受け、安倍晋三首相は3日、「北朝鮮が核実験を強行したことは、我が国として断じて容認できない」とする内閣総理大臣声明を発表した。また、「北朝鮮の核・ミサイル開発は、我が国の安全に対する、より重大かつ差し迫った新たな段階の脅威」だと強調した。
声明では、北朝鮮が7月に2度のICBM(大陸間弾道ミサイル)級の弾道ミサイルを、8月には日本上空を通過する弾道ミサイルを発射したことにも触れ、「今回の北朝鮮による核実験の実施は、国連安保理決議の重ねての明白な違反であり、国際的な軍縮・核不拡散体制に対する重大な挑戦だ」とした。
また、「我が国は、北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い言葉で断固として非難する」としたうえで、国連安保理決議の完全な履行と拉致、核、ミサイル問題の包括的な解決に向けて具体的な行動を取るよう強く求めた。
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