民進幹事長に山尾氏起用へ 枝野氏は代表代行 新執行部

写真・図版民進党の山尾志桜里氏

民進党の新代表に選ばれた前原誠司・元外相(55)は2日、幹事長に山尾志桜里(やまおしおり)・前政務調査会長(43)を起用する方針を固めた。代表代行に代表選を争った枝野幸男・元官房長官(53)と、代表選で前原氏陣営の選対本部長を務めた大島敦・元総務副大臣(60)を充てるほか、選挙対策委員長に、野党共闘路線の維持を掲げた枝野氏陣営の選対本部長を務めた長妻昭・元厚生労働相(57)を起用する意向で、新執行部の骨格人事が固まった。

政調会長階猛(しなたけし)・元総務政務官(50)、国会対策委員長には松野頼久・元官房副長官(56)をそれぞれ起用する方針も固めた。党勢回復に向け、挙党態勢の構築を重視した人選といえる。

山尾氏は、検察官を経て、前身の民主党政権交代を果たした2009年衆院選で愛知7区から立候補して初当選。12年に落選したが、14年に返り咲いた。昨年の国会で、匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」を取り上げ、安倍晋三首相を追及した。

前原氏は2日、東京都内のホテルで側近議員らとともに執行部人事の検討に着手。枝野氏とも電話で連絡を取り合い、意見交換を重ねた。同党では代表選を前に党を離れる議員が相次いでおり、挙党態勢づくりが当面の焦点になっている。前原氏は5日にも両院議員総会を開き、骨格人事の了承を得る考えだ。

ASAHI.COM

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