運転手2人が運賃箱不正、240万円着服 近鉄バス解雇
路線バスの運賃箱を不正に操作し、運賃計約240万円を着服したとして、近鉄バス(大阪府東大阪市)が男性運転手2人を懲戒解雇していたことが同社への取材でわかった。南海バス(堺市)で8月に同様の着服をした運転手が解雇されたという報道を受け、近鉄バスが内部調査したところ、不正が判明したという。
同社によると、処分は11日付。2人は運転席隣の運賃箱に乗客が硬貨を入れる際、投入口から下に落ちないよう操作し、たまった硬貨を手でつかみ取っていた。この運賃箱を導入した2014年9月以降のドライブレコーダーなどを調べた結果、2人が約3年間で計約240万円を着服していたことが裏付けられたという。
同社は全額が弁済されているとして、刑事告訴はしない方針。
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