民進離党の山尾氏、地元入り 説明会は出席者ゼロで中止
地元後援会への説明に訪れた元民進党の山尾志桜里議員(右)=22日午後2時28分、愛知県尾張旭市、吉本美奈子撮影
民進党を離党した山尾志桜里衆院議員(43)=愛知7区=が22日、表明後初めて地元入りした。支持者らに、週刊誌で報道された既婚男性との交際問題について説明したうえで、次期衆院選に同選挙区から無所属で立候補することを正式に表明すると見られる。
山尾氏は22日午後2時半ごろ、愛知県尾張旭市の市営施設に到着。紺のブレザーに白いスカートとブラウス姿で、車から降りると一礼。「地元の方々におわびと感謝と決意の気持ちを伝えたい」と報道陣に話した。
事務所の説明によると、この日は午後1時から愛知7区内に約10人いる民進党地方議員への説明会も予定していたが、出席が一人もなく、取りやめになった。同県瀬戸市と日進市でも支持者らに説明する。
山尾氏は検察官出身。2009年衆院選で、愛知7区から民主党公認で立候補して初当選。当選2回。昨年の国会では、匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」を取り上げて安倍晋三首相を追及し、民進党政調会長も務めた。党勢回復の「切り札」として、前原誠司代表の新執行部で幹事長への起用が一度は内定したが、週刊誌報道をきっかけに離党した。(黄澈、松永佳伸、小松秀紀)
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