小池知事「日本をリセットする」 衆院選の立候補は否定
会見する「希望の党」代表の小池百合子氏=27日午前9時41分、東京都新宿区、柴田悠貴撮影
東京都の小池百合子知事が代表を務める新党「希望の党」の設立会見が27日午前、都内のホテルであった。小池氏は冒頭、「しがらみのない政治、大胆な改革を築く新しい政治。日本をリセットするために希望の党を立ち上げます」と宣言した。
小池氏は「日本にはありとあらゆるものがあるが、希望が足りない。みんなが不安を抱くからこそ、しがらみのない政治をつくりあげることで、希望を届けていく」と語った。新党の立場について、「改革するベースにあるのは保守の精神。寛容な、改革の精神に燃えた保守だ」とも述べた。
その後の質疑で、自身が衆院選へ立候補する可能性を問われた小池氏は「しっかりと都知事としての役割を果たし、これからも2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた準備を都知事としてしたい。あくまでも都知事として、希望の党の代表としてこの戦いに臨んでいく」と述べた。
会見には、自民党や民進党を離党するなどした現職の国会議員14人が新党初期メンバーとして参加した。6項目からなる綱領を発表し、「寛容な改革保守政党を目指す」「情報公開を徹底」「税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)の徹底」などとした。
■「希望の党」の結党会見に出席した国会議員
(敬称略、数字は当選回数、政党は7月の東京都議選時点)
【衆院】
細野豪志(静岡5区⑥)=民進
笠浩史(神奈川9区⑤)=民進
後藤祐一(神奈川16区③)=民進
若狭勝(東京10区②)=無所属
野間健(鹿児島3区②)=無所属
鈴木義弘(比例北関東②)=民進
横山博幸(比例四国①)=民進
【参院】
行田邦子(埼玉②)=無所属
松沢成文(神奈川①)=無所属
中山恭子(比例②)=日本のこころ
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