シャンシャン、懸命に歩く 頑張ったあとは一休み
おぼつかない足取りで産室を歩くシャンシャン(9月30日、東京動物園協会提供)
公募でシャンシャン(香香)と名付けられた上野動物園のジャイアントパンダの雌の赤ちゃんが生後110日を迎えた。体重は6・9キロ、体長は68センチまで大きくなり、パンダらしい丸々とした体形に。園によるとおぼつかないながらもゆっくり前進し、周囲に興味を寄せている様子だという。
シャンシャンはパンダ舎の奥にある産室で母親のシンシンと過ごしている。1日2回の母乳をたっぷり飲み、ぐっすり眠る日々だ。起きると縦4・8メートル、横1・8メートルある産室の半分程度を使い、懸命に歩いては休む動作を繰り返しているという。園の担当者は「あと10日もすれば活動量がさらに増え、母子がじゃれ合う姿がみられるかも」と話した。(西村奈緒美)
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