将棋の藤井四段、1次予選を突破 朝日杯オープン戦
公式戦29連勝の新記録をつくった将棋の中学生棋士、藤井聡太(そうた)四段(15)が6日、第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)1次予選の決勝で宮本広志五段(31)に95手で勝ち、2次予選進出を決めた。日本将棋連盟の発表によると、藤井四段のデビュー以来の通算成績は43勝6敗となった。
この日は大阪市福島区の関西将棋会館で午前10時に始まり、午前11時55分に終局した。先手番になった藤井四段は居飛車戦法を選び、宮本五段得意のゴキゲン中飛車戦法に対抗。序盤でリードを奪い、危なげなく勝ちきった。終局後、藤井四段は「2次予選に勝ち上がることができた。さらなる上を目指して、一局一局頑張っていきたい」と話した。藤井四段に2連敗となった宮本五段は「2局とも、形勢が悪くなって、そのまま押し切られてしまった」と話した。
朝日杯将棋オープン戦は全棋士とアマ10人、女流棋士3人が参加。すべてトーナメントで優勝を争う。持ち時間各40分の早指し戦だ。
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