台風一過、朝日浴びて輝く紅葉 青森・十和田の蔦沼

写真・図版見ごろを迎えた蔦沼のほとりの紅葉。朝日を浴びて赤く燃えるような色に見えた=24日午前6時24分、青森県十和田市、福留庸友撮影

 ブナの原生林に囲まれ、紅葉の名所として知られる青森県十和田市の蔦(つた)沼で24日、台風一過の朝日を浴びた木々が青空の下でひときわ輝きを増した。早朝から足を運んだ観光客や写真愛好家ら約100人が、目の前に広がる絶景に向けて盛んにシャッターを切っていた。

沼の周辺の紅葉は朝日が直接差し込むと黄色いブナが赤く燃えるように見えるなど、光の加減で刻々と表情を変える色彩が話題を集めている。風のない快晴の朝には水面にも映り込み、いっそう神秘さを増す。

十和田湖・奥入瀬観光ボランティアの会」によると、地元では知られた絶景を味わおうと、5年ほど前からシーズンの早朝に写真愛好家らが詰めかけるようになった。この日は台湾や中国からの観光客の姿も多く見られた。

見ごろは11月初めごろまで。(福留庸友)

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