東京五輪あす1000日前 選手ら参加、各地で催し
2020年の東京五輪・パラリンピックまで、28日であと1千日。各地でイベントが予定されている。
大会組織委員会と東京都は28日午後、東京都中央区の日本橋中央通りでカウントダウンイベントを開く。競泳の入江陵介選手や重量挙げの三宅宏実選手らオリンピアン4人を招き、トークセッションを行う。これに先立ち、歌舞伎役者の市川海老蔵さんらとともに、「1」と三つの「0」の文字を載せた山車が、日本橋三越本館前付近から約100メートルにわたって練り歩く。
東京都新宿区の明治神宮外苑総合球技場周辺では28、29日、五輪とパラリンピックの競技の一部を体験できる「青山スポーツフェス2017」が開かれる。朝日新聞社と大日本印刷、特定非営利活動法人アップタウン青山コンシェルジェの主催。20年東京五輪から正式競技となったスポーツクライミングや、パラリンピック競技のブラインドサッカーなどが気軽に楽しめる。競泳の松田丈志さんらアスリートのトークショーもある。
東京タワーは27、28日、五輪カラーにライトアップされる。黄、赤、緑、青に点灯させ、大展望台部分に「1000」の文字照明も。両日とも午後11時まで。
五輪で野球・ソフトボールの開幕戦がある福島市では28日午前11時から、9団体出演の音楽イベントがある。1964年東京五輪で流れた「オリンピックマーチ」を福島県立福島商業高校の吹奏楽部が演奏。トークショーではスピードスケート長野五輪金メダリストの清水宏保さんや元プロ野球の岩村明憲さんらが登壇する。
千葉県成田市の成田空港やさいたま新都心、横浜市の赤レンガ倉庫でも、28日に記念イベントが開かれる。仮想現実(VR)を活用したサーフィンなどの競技体験、ソフトボール選手らによるトークショーなどが予定されている。(中田絢子、高浜行人)
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